バティックの種類と用語/バリ雑貨・インドネシア雑貨/基本的なバティック用語のご紹介

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バティックの由来・歴史 バティック各産地の特徴
バティックの製作方法 バティックの種類と用語


バティックの種類と用語



●バティック技法の種類●
  • バティック・トゥリス
    チャンティン 「トゥリス」とは書くという意味。「チャンティン」という道具で手描きして作られたバティックのことを指します。細かい模様を手で布の両面、又は片面に描くので製作には長い時間がかかります。そのためお値段も張ります。両面となるとさらにお値段が高くなります。
      手描きでも、線の太いものや荒いものは比較的安く購入できます。


  • バティック・チャップ
    チャップ「チャップ」というスタンプでペタペタ蝋置きをしたバティック。量産可能なためお値段もお手頃。







  • バティック・コンビナシ
    コンビナシ=コンビネーションという意味。手描きと型押しの技法を併用したもの。チャップ(型押し)がメインでチャンティン(手描き)で少し描き足したものが多いようです。

  • プリント・バティック
    機会で印刷したもので、蝋置きはしていません。平坦・均一で布の息づかいは感じられません。正確にはバティック=蝋防染めとするならば、こちらはバティックとは言えないかもしれません。




●バティックの種類●
  • カインパンジャン
    カインは「布」、パンジャンは「長い」という意味で、腰に巻いて着用する布です。幅は100〜105cm、長さ260cmで、バティックによってサイズは異なります。

  • サロン
    筒状に縫い合わせて着用する布で、「クパラ」とよばれる長方形の部分を前にして着用します。サイズは幅100cm〜225cmで、サイズはカインパンジャンより少し小さい布になります。

  • スレンダン
    ジャワ島などでは折りたたんで肩から掛ける女性用の肩掛け。バリ島では正装の際に腰に巻いて使います。サイズは幅30cm〜長さ200cm。縦長でサイズも小さいことからタペストリーとして人気のバティックです。産地によってはカインパンジャンとセットで売られています。

  • ルキサン
    「絵」という意味のルキサン。北岸系のプカロガン、チルボンなどでよく見られます。布の形は絵のような正方形に近いものやスレンダンのように細長いものなどがあり、サイズもいろいろです。こちらは額に入れて飾るのにオススメのバティックです。

  • オールドバティック
    オールド=古い ということで、50〜70年前の未使用のバティックが「オールドバティック」とよばれています。しかしその年数の定義は曖昧で、10〜20年程前のものでも「オールドバティック」として売られています。本物の手描きのオールドバティックならば値段も張ります。

  • アンティークバティック
     アンティークとなると更に古くなり、100年以上前のバティックが「アンティーク」とよばれています。お店でアンティークだと言っていたバティックはそれはそれは高価なものでした。アンティークでクオリティーの良い物はいったい何枚残っているのか。そして、正直バティックを見て「これはオールドバティックだ、アンティークだ」と言われても、それを本物のオールドバティック、アンティークバティックと見抜く目を持っている人は多くはいないと思います。
     こちらも年数の定義は曖昧で、100年も経っていないバティックも「アンティーク」として売られています。「アンティーク風」に染色されたバティックもあります。

  • ユーズドバティック
    文字通り、使用されたバティックのことです。「ユーズドバティック=使用済み」、「オールドバティック=未使用の古い布」です。ユーズドバティックは何度も着用された布ですので、色が褪せていたり穴が開いていたりコンディションがあまり良くありません。布が痩せていてさらっとしていて意外と肌触りはいいものです。それらが味となり、ユーズドバティックは需要があるために、新しいバティックを古く見せて作られたものもあります。こちらの見分けがまた付き難い。パッチワークで使われるバティックはユーズド、またはユーズド風に作られた新しいバティックのようです。





●綿布の種類●
  • プリミシマ
    最上級の布。 バティック・トゥリスの殆どがこのプリミシマを使用します。型押しバティックで使用されるものもあります。
  • プリミス
    主にプカロガンで流通している綿布で、プリミシマとプリマの中間クラス。
  • プリマ
    上級の布。主に型押しバティックで使用される布。
  • ビル
    目が粗い厚手の布。ジョグジャカルタでは型押しバティックによく使用されます。

他にシルクやレーヨンバティックがあります。レーヨンはバリ島でよく売られている「パレオ」のようなフリンジ(布の端についている紐)が付いている安価な布。綿とレーヨンの混合もあります。
フリンジが付いているものはバティックとはいわないようです。






●バティックの布について●

 バティックで使用される布は、昔は手織りの木綿布が使われていましたが、今では「キャンブリック」とよばれる機械織りの木綿布が多く使われています。
工房の方に聞いたところによると、主にジャワ島のソロからこのキャンブリックを仕入れてバティックを作ってるようです。

 ある工房主に「これはプリミシマだけれど、どうしてこのプリミシマと質感が違うのか?」と、違う工房で製作されたプリミシマの手描きバティックを見せました。すると、「これはソロの工場からプリミシマを注文して買ったんだからプリミシマ。他の工房の布の事は分かりません」とのことでした。
別の工房でも同じ。「これがプリミシマよ〜」と、ロール状の『プリミシマ(もちろんインドネシア語)』と書かれた袋に入った布を見せてくれました。

 バティックは産地によって製作方法が異なるため、仕上がった布の質感も異なります。染めやすい布にするために下処理をしたり、タピオカの粉を溶いたものをつけてハリのある布に仕上げたりといろいろです。
元は同じ布でも仕上がりの質感が異なるバティック。これも産地の特徴であり、そこがまたおもしろいのです。

 プリミシマ・プリミス・プリマの区別は判りずらいものです。何度も布を触って感じ取るしかありません。


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